興運重機エンブレム

興運重機

お問合せ

  クレーン作業、トラック・トレーラー貨物輸送の興運重機です。
  安全を最優先し、なお高い技術力でお客様の信頼にお応えします。

前へ
次へ

INFORMATION

2015-12-25 29日が仕事納めです

申年の画像

弊社の仕事納めは29日(火)となります。

今年の業務も今日を入れて残り5日となりました。

ホームページの更新も、今年はこの書き込みで最後にしたいと思います。

色々とお世話になりながら、ご挨拶の叶わなかった皆様には、この場を借りて御礼申し上げたいと思います。


先日、本屋で立ち読みしながら年賀状の文面を考えておりましたら、このような文章が目に留まりました。

■ 夢叶える三猿
 ・ゆるが「ざる」志
 ・たゆま「ざる」努力
 ・忘れ「ざる」感謝の心

来年の「申年」、ゆるが「ざる」・たゆま「ざる」・忘れ「ざる」の三猿で、皆様が夢に向かって飛躍の年とされますことを祈念しております。

2015-12-15 事務所をお色直し中

事務所はお色直し中

事務所の塗装を新しくしています。

人はいくつになってもオシャレをする心を忘れないようにすることが、健康で若さを保つ秘訣と聞いたことがあります。

これは会社のような組織にも、あてはまるのではないかと思います。

外装だけでなく、設備や制度、諸々のことが適時リニューアルされていると、従業員の意識もその都度刺激され、新しいパワーが生まれてくるように感じます。

今回は外装ですが、新しい興運重機の「顔」となる訳で、この「顔」が我々にどのような新しい力を与えてくれるのか、今から楽しみにしています。

また、タイミング的にも新年を新しい「顔」で迎えることになります。

来年に大きな期待を抱き、従業員全員がいい顔で新年を迎えられるよう、何かと気ぜわしい年末を乗り切っていきたいものです。

2015-12-09 プルタブを寄付したのですが…

集めたプルタブ

我が社の有志で集めたプルタブがまとまった量(6.6kg)になったので、 山陽小野田の社会福祉協議会で引き取っていただきました。

しかし、これまで何も考えずに当然のこととして集めていたプルタブも、少し調べてみると奥が深いというか、なんというか…。

詳しくはこちらのサイトなどをご覧いただくと良いのですが、かい摘んだ話としては、

1.プルタブ集めは過去のプルタブが缶本体から外れるタイプの時代に、プルタブが散乱するのを防ぐ目的で始まったので、最近のアルミ缶でわざわざ外して集めるのは意味が無いという意見
2.プルタブとアルミ缶本体では材質が違うため、プルタブを有用なアルミ資源としてリサイクルすることには意味があるとする意見

この2つの意見があるようです。
で、山陽小野田の社協では寄付されたプルタブをどのような扱いにされているのか尋ねてみると、

グリーンヒル山陽などの福祉施設で利用者の方がアルミ缶の中にプルタブを詰め、アルミ缶の資源として業者に引き取ってもらっている。

との、お話でした。
わざわざ外してより分けた物を、また元に戻している…。

途方も無い徒労感に見舞われてしまいました。

2015-12-03 【祝:ご定年】Nさん、お疲れ様でした。

Nさん定年退職

オペレータ達のドンであり、良きオヤジ役であったN氏が11月末で定年退職されました。寂しいかぎりです。

これでまた宇部小野田のクレーン業界を黎明期から知る伝説のオペレータが一人、第一線を退かれたわけです。

何と言っても「技術」というものは、経験に裏打ちされてはじめて後ろに「力」がつき、「技術力」になるのだと思います。

N氏はそんな「技術力」を背景に、若手に厳しく、時には黙って背中で、仕事を教えておられました。

また、技術面のみならず、仕事に対しての心構え…、例えば服装などは常に手甲脚絆を装着され、一度も乱れることはありませんでした。

思い出を全て語り尽くすことは出来ませんが、幸いなことに興運オペレータの心にはしっかりと焼き付いていることと思います。

長い間、本当にありがとうございました。健康に留意して、第2の人生をお楽しみ下さい。

2015-11-24 うまくいく人、いかない人

幸運をつかんだ人

新年も徐々に近づいてきて、そろそろ来年の手帳を用意しなければとお考えの方も多いと思います。

私もそろそろと思い、今年の手帳を見返していたところ、すっかり忘れていましたが「うまくいく人、いかない人」で特徴の対比一覧を、メモしておりました。

きっと何かの本かサイトを書き写したものと思いますが、今読んでも納得の内容なので新しい手帳にも引き継ぎたいです。

尚、出典元を見つけましたので、皆さんにもご紹介しておこうと思います。

うまくいく人いかない人
変化を楽しむ変化を恐れる
人の成功を望む人の失敗を願う
喜びを表す怒りをまき散らす
失敗した責任を認める失敗を人のせいにする
自分のアイデアを話す人のアイデアを自分のものとして話す
データや情報を共有するデータや情報を隠す
成功したのはみんなのおかげ成功は全て自分の功績
目標と達成のためのプランがある目標を決めない
自分の行動を記録する人には記録を勧めるが、自分はしない
毎日本を読む毎日テレビを見る
様々な視点に立って動く狭い視野でしか動けない
常に学んでいる新しい方法を学ぼうとしない
人をほめる人を批判する
人を許せる人を妬み、恨む
やりたいことを常に持ち続ける何をやりたいのかわからない
常に感謝の心を持ち続ける感謝の心を持たない
引用:カラパイア「うまくいく人とうまくいかない人の16の違い」より

読まれた方の何かのお役に立つことを願います。

2015-11-18 ラフタークレーンの操向

ラフタークレーンの操向(ステアリング)

「操向」と書くと難しいですが、要するにステアリングの切れ方のことです。

ラフタークレーンには面白い機能がついていて、普通の車なら前2輪がステアリングに連動して動き、車の走行方向を変えていくだけですが、ラフタークレーンの場合は、この前2輪操向に加え、後2輪操向、4輪操向、カニ操向の4つの操向方式を切り替えながら走行することが可能です。

この4つの操向方式を駆使することで、狭隘地や不整地でも機動力を発揮できるのです。

後ろのタイヤが動くなんてイメージできますか?

ただ、後2輪操向と4輪操向はカーブを曲がる際、曲がる方向とは逆側に膨らみながら曲がっていきますので、両サイドへの注意が必要になります。

しかし、狭い日本の道路事情を考えると、普通車にもこの機能が欲しいと思うのは私だけでしょうか。

2015-11-11 クレーン車の燃費はどれくらい?

燃料

あなたが乗っている車の燃費はどれくらいですか?
最近はハイブリット車なども普及してきたため30km/リットル位と言われる羨ましい方もいらっしゃると思います。

では、クレーン車の燃費はどれくらいかご存じですか?

もちろんエンジンの大きさによって変わってくるのですが、よく使われる25tクラスで2km/リットル程度なのです。

しかしクレーン車の場合これだけでは済みません。
作業している最中もエンジンを使用するため燃料を消費してしまいます。

どの程度使うのかまとめてみると

  • 走行時: 2km/リットル
  • アイドリング時(作業中): 2リットル/時
  • 油圧ポンプ最高回転時(作業中): 19.1リットル/時

およそ以上の通りとなります。

この数字から標準的な1日の作業でどれくらい燃料が消費されるか算出してみたいと思います。

標準的作業として以下のように仮説を立てます。

当社の主な作業場所が宇部から埴生、宇部から新山口の20km半径に含まれると仮定すると、作業場所までの距離は平均して片道10kmとなりますが、ちょこちょこ下関や山口の仕事も行いますので、ここは片道15kmと仮定します。

実際の作業の方は、1日8時間作業でその内の30%をポンプ最高回転で作業したとします。

消費燃料の算出

  • 現場までの行き帰り: 30km ÷ 2km/リットル = 15リットル
  • アイドリング時(作業中): 8時間 × 70% × 2リットル/時 = 11.2リットル
  • ポンプ最高回転時(作業中): 8時間 × 30% × 19.1リットル/時 = 45.84リットル

消費量合計 = 15 + 11.2 + 45.84 = 72.04リットル

1日で72リットル(軽油を100円/Lで換算すると7,200円分)も消費しているのです。恐ろしいです。

地球環境保全のためにも、経費節減のためにも、ムダなエンジンのフカシは止めましょう!

2015-11-04 今年も残り2ヵ月足らず

ストーブ

11月(霜月)に入り、今年も2ヵ月足らずとなりました。早いものです。

少し前まで暑くて熱中症対策などを心配していたのに、最近では早朝や夕方にストーブを焚くようになっています。

日本は四季の移り変わりがあって、気候面ではそれぞれの風情を楽しむことができるため素晴らしいのですが、体調管理面では細心の注意が必要です。

何にでもプラス面もあればマイナス面もあるということでしょう。

ただこれらのマイナス面はある程度予測ができますので、万全の対策で臨むというのが日本に住む大人の対応といえます。

個人で対策は千差万別でしょうが、身体を冷やすと冷え性や内蔵型冷え性、関節痛の原因になりますし、寒暖の差が激しいと血管への負担が大きくなるので血圧が心配です。

暖かく安全に作業できる体制づくりを心がけたいものです。

2015-10-20 山口県産業安全衛生大会に参加してきました

山口県産業安全衛生大会パンフ

今月9日(金)に山口市にて開催された山口県産業安全衛生大会へ参加してきました。

今年の事故発生件数は増加傾向にあり、折しも岩国で2名の方が亡くなられた直後ということもあって、ここ数年来順調に件数が減少していることによって生じている 安全軽視のマインドに警鐘を鳴らされていました。

我々も改めて基本に立ち返り、作業の見直しを行っていきたいと考えております。

大会の後半はスポーツコメンテーター広澤克実氏の特別講演があり、大変興味深く話を聞かせていただきました。

「我が野球人生」 ~ 野村克也・長嶋茂雄・星野仙一監督のもとで学んだこと ~ と題された講演は 話の内容だけでなく、広澤氏の元気の良さ、声のメリハリ、滑舌の良さ、など私の持っていた広澤イメージを覆され、ある意味衝撃的な内容でした。

プロ野球を引退された直後から、これだけの素晴らしい講演が出来たわけではないと思います。

お話の内容にあった、「努力し続ける大切さ」を身を持って表現されているようでもあり、自分も「まだまだ」という気にさせていただきました。

2015-10-13 爪の幅でワイヤーロープの太さを知る

爪幅の計測

成人の手の親指の爪幅は、生涯ほとんど変化しないそうです。

そこで一度爪の幅を測定しておき、ワイヤーロープの太さを知る目安とするそうです。

ちなみに、私の場合は左手親指の爪幅が15mmでした。

左手でワイヤーロープを掴み、ロープの上に親指を載せて爪の幅とロープの幅を比較します。

爪幅より1mm程度太ければ16mmのロープ、1mm程度細ければ14mmのロープということになります。

太さが判れば16mmのロープの基本安全荷重が2t、14mmが1.5tなど、その能力を知ることができるのです。(6×24 G種の場合)

爪幅だけでなく、手のひらを広げた際の幅、腕を広げた際の幅、歩幅など測定し覚えておくといざというときに役立ちます。

案外、即座にこういった測定値を利用して概算を出せるということが、顧客からの信頼を掴むひとつのポイントなのかもしれません。

2015-10-05 荷物の重量を目測する(その2)

水に浮かぶスイカ

吊り荷の重さを目測するためには「体積×比重」で求めるのが確実です。

そのため、前回は体積の求め方の略算式をお知らせしました。

今回は比重について確認してみます。

まず比重とは何かですが、水を基準とした物質の密度(簡単には重量)の比のことです。比重1.0の水1立方メートルの体積は重さが1トンとなり、比重2.0の物質1立方メートルの重さは2トンとなります。

比重に関しては物質ごとに決まっているものなので、よく使うものを覚えておくほかありません。

■おもな比重

種類比重
7.8
8.9
アルミニウム2.7
コンクリート2.3
2.0
花崗岩2.6
樫(木材)0.9
桐(木材)0.3

比重を詳しく知りたい方はこちらのサイトなどを参考にしてください。

これで体積と比重を求めることができるようになりましたので、目測で吊り荷の重量を求めることができるはずです。

実際の吊り荷の形状は色々なので、簡単に頭のなかで暗算できるほど簡単ではないかもしれません。

しかし、機会あるごとに計算していると徐々に精度も上がってきて、実測値がピタリと目測通りだった時の快感はやみつきになるはずです。

こういった仕事の中でのちょっとした楽しみを持つことが、何事でも上達の第一歩かと思います。

2015-09-28 荷物の重量を目測する(その1)

大きな荷物

荷物をクレーンで移動させるには、まずその荷の重量を把握したうえで使うクレーンの能力を決める必要があります。

能力に余裕のあるクレーンを常に利用できれば問題ありませんが、大きなクレーンを利用すればそれだけ利用者の負担も大きくなりますし、作業スペースにも余裕が必要になります。

かと言って、クレーンの能力が不足していれば作業はできませんので、再度クレーンの手配をやり直すことになり、これはこれでかえって費用もかさむし作業スケジュールが大幅に狂うことにもなりかねません。

そこで重要になって来るのが(荷の重さが最初から判っている場合は場合は別として)、下見の段階でおよその重量を目測して、利用するクレーンの大きさを決めなければならない局面などです。

「経験と勘」があればそれがかなり正確な値をはじき出してくれますが、初めてのケースや「経験と勘」で出した値の検算をするためにも、一般的な方法である「体積×比重」からはじき出せるようにしておくことが必要になります。

今回はこの「体積×比重」のうち、「体積」の求め方を確認してみます。

■体積の略算式

荷の形状略算式
直方体縦 × 横 × 高さ
円柱体直径² × 高さ × 0.8
球体直径³ × 0.53
円すい体直径² × 高さ × 0.3
薄肉円筒外径の円柱体積 - 内径の円柱体積

実際の形状は千差万別ですが、上の5つの形状の組み合わせで、何とか近似値は求められそうな気がします。

尚、この表を見てピンと来たものがあります。

直方体・円柱体・球体・円すい体の全てが「縦×横×高さ」にある数値を掛けたもので求められるということです。

噛み砕いて言うと

  • 直方体
    そのまま「縦×横×高さ」が体積になります。
  • 円柱体
    円柱体がピッタリ入る直方体の体積の8割が体積になります。
  • 球体
    球体がピッタリ入る直方体の体積の約半分が体積になります。
  • 円すい体
    円すい体がピッタリ入る直方体の体積の3割が体積になります。

あくまでも概算なので、この程度の精度で充分だろうと思います。覚えておくと必ず役に立ちます。

2015-09-15 クレーンにもマゴがいます

クレーンのマゴ

「今日のクレーン作業はマゴ出しがあります」…

よく現場で耳にする指示ですが、「マゴ」とは何のことでしょうか?

スライド式に伸縮するメインのブームでは高さが足りない場合に、外付けでブームの先端に取り付ける腕のことです。

正式には「ジブ」という名称です。

例えば、25tラフタークレーンで作業半径26mの作業を行おうとすると、吊上げ荷重は1.05t、高さはわずか13mしかとれませんが、マゴを出すと同じ条件でも吊上げ荷重1.17t、高さは約35mになります。

比較的軽い荷を、高いところや離れた場所へ運ぶ場合の強い味方で、通常はブームの側面に格納されています。

この「マゴ」ですが、取り付け/取り外しの作業が曲者で、全自動で伸縮できるのではなく手作業が必要です。しかもクレーンの大きさやメーカーでその方法が異なるのです。

cm単位の操作を要求されるオペレータには、かなりの負担になる作業といえます。

従って、クレーンの調子が悪いからと言って「今日は別のクレーンで作業しよう!」と、おいそれとは慣れていないクレーンに乗れないのが実態なのです。

「マゴ」だけに、「マゴマゴするな!」という声がどこからか聞こえてきそうです。

2015-09-09 130tオールテレーンクレーン車の分解作業風景(動画)

130tオールテレーンクレーン車の分解作業風景を流行りのタイムラプス動画で公開します。

作業の最初と最後の部分が記録されていませんが、トータルの作業時間は約3時間のものを早送りでご覧いただけます。

現場で作業する際には、組み立てて使用し、使用後には再度分解して持ち帰ることになります。

これまでに紹介してきた通り、大型クレーン車を現場で使用していただくためには、特殊車両通行許可の申請、誘導車を手配、分解・組立など多くの付帯作業が発生しているのです。

クレーンの輸送では走行速度が遅いため、一般車両の皆様をイライラさせることもあるとは思いますが、このように多くの手続きを踏んで、安全再優先で業務を行っております。

ご理解をいただけますよう、お願い申し上げます。

2015-09-01 大型クレーン車走行時の誘導車の役割をご存知ですか?

誘導車の役目
 

前回「特殊車両通行許可証」を得ることによって、大型クレーン車を公道で走らせることができるとお話しました。

しかし、許可を得た車両はいつでも自由に走行できるというわけではなく、いくつかの「条件」が付されて許可される場合があります。
「これら○○や△△の条件を守るなら通行を許可します」といった具合です。

この条件の中で、厳しい条件を付された車両の場合、「誘導車をつける」ことが義務付けられるのです。

そこで、何故誘導車が必要かというと、次のような理由があります。

誘導車の種類役目
①交差点折進時など他の車線を侵すこととなる場合には、他の車両等の安全確保の為の措置を講じます。
②特殊車両の前方の安全確認及び走行速度を遵守するようにします。
①橋梁同一間内の他の車両を排除します。
②交差折進時における他の後方車両の安全確保を行います。
③後続車両が特殊車両を追い越、または停止する際の誘導を行います。
④積さい貨物の固縛状態を確認します。

これらは役目の一部で、要は特殊車両が公道を走ることによって生じる弊害を、特殊車両の前または後ろから回避すること全てが役目となります。

大型クレーン車の場合、「特殊車両通行許可申請」をおこなったり、「誘導車」を準備したりと、小型に比べ数倍手間のかかる作業が必要なことをご理解いただけたと思いますが、実は、その他まだまだ手間のかかる作業が必要になる場合があるのです。

それは別の機会にご説明します。

2015-08-24 大型の移動式クレーン車が公道を走れる理由

許可申請に追われる事務員
 

道路は道路法で定められた制限値を超える車両を通行させることはできません。

これはあまり重たい車両が頻繁に通行すると道路を傷めてしまう恐れがあることや、あまり大きな車両を通行させると一般の車両通行の迷惑になるなどが理由として挙げられます。

ちなみに、制限値とは次表の内容になります。

車両の諸元基準(超えてはならない値)
長さ12m
2.5m
高さ3.8m
車両総重量20t(車両の長さ及び最遠軸距に応じ,20t,22t,25t)
軸重10t
隣接軸重○隣り合う車軸の軸距が1.8m未満は18t
 (ただし,隣り合う車軸の軸距が1.3m以上,
  かつ隣り合う車軸の軸重がいずれも9.5t以下のときは19t)
○隣り合う車軸の軸拒が1.8m以上のときは20t
輪荷重5t
最小回転半径12m

しかし、実際の社会・経済活動では制限値を超える車両を通行させる必要性が生じることがあります。

例えば、クレーンでも大きいトン数のもので作業したほうが、早いし安全だし。第一、重たい物(例えば橋など)を吊って動かそうとすると、それに見合うトン数のクレーンでないと作業できないなどの要求が出てきます。

そこで制限値を超える車両については、特殊車両の通行許可申請を行うと、道路管理者が認める場合に限って,必要な条件を付して通行を許可してもらえるのです。

役所への申請作業を経験された方ならご理解いただけると思いますが、これは膨大な事務作業になります。しかも申請は1件毎に費用がかかるのです。

いかがでしょう。
クレーン車を簡単に配車しているようにお考えだったかも知れませんが、実は裏でこんなドロ臭い作業をこなしております。

クレーン車は事務スタッフの力で支えられている面もあることを、ご理解いただけたらと思います。

2015-08-17 タバコの空き箱に犬の糞、中国人を笑えない…

ポイ捨て禁止
 

最近、たて続けに会社の敷地入り口へ、タバコの空き箱が捨ててあったり、犬の糞が放置されていました。

どうしたら、このようなことが平気でできるのでしょう?
何か深い心の闇でも抱えてらっしゃるのでしょうか?

とにかく、これからも弊社の入り口付近は清潔に保っておこうと心に決めました。

「マナーが悪い」といえば日本人はよく中国人を引き合いに出しますが、上のような状況に直面すると、どっちもどっちという気がします。

日本にも「旅の恥はかき捨て」という諺があるように、日本人旅行者も海外では中国人と同様に笑われているのかもしれません。

目と鼻の先の阿知須では世界スカウトジャンボリーが開催され、世界各国から 未来の担い手であるスカウト達が集ったのですが、彼らの目に日本はどう映った のでしょうか?

当然のことながら、中国人の中にもマナーの素晴らしい人はたくさんいらっしゃいますし、日本人の中にもマナーのなっていない輩がたくさんいます。

いや、マナーに関しては「○○人はマナーが悪い」なんて十把一絡げで論ずる問題ではなく、「□□さんはマナーが良い/悪い」と個人レベルで論ずる問題なのだと感じた事件でした。

2015-08-10 たまには算数のおさらいで頭の体操

三角関数
 

最近はスマホを携帯しているので、いざというときでも電卓アプリなどで簡単な計算はできてしまいます。

だから、ちょっとした公式を覚えていると、学校で学んだことが実務で活かせるので、学生時代に難儀したことの元をとったようで嬉しくなってしまいます。

例えば、クレーンで吊り上げることのできる高さ(地上揚程)がわからない時、その他の2つの数値がわかれば求めることができます。

  • ブーム角と作業半径がわかる時:
     地上揚程(b) = 作業半径(a) × tanθ
  • ブーム角とブーム長がわかる時:
     地上揚程(b) = ブーム長(c) × sinθ
  • 作業半径とブーム長がわかる時:
     地上揚程(b) = [ブーム長(c)]² - [作業半径(a)]²
    (注:ブラウザによってはルートの記号が表示されないようです。右辺は一つのルート記号で覆われています)

実務になぞらえて考えると理解しやすいです。

2015-08-04 台風一過、いざ!メンテナンス

作業風景1
 

台風12号が大過なく通り過ぎてくれて、今更ながら、本当に山口県はありがたい土地柄だと感じた次第です。

しかし業務の方は台風到来に備え万全を期すことで、建設現場ではクレーン作業を延期されるところが続出し、ヤードでは待機となったクレーンで展示会のようになってしまいました。
上の写真は、幸い午後から晴れたため、これ幸いと早速メンテンナンスを始めたオペレータ達です。

一見のどかな風景に見えますが、下は鉄板敷のため灼熱地獄。それでも僅かな機会も逃さずに、相棒をいたわろうとするオペレータ達の姿は泣かせるものがあります。  

2015-07-28 マネージャの鑑

道標
 

あるゼネコン様の安全衛生大会で、講演者の方が「正範語録」を紹介されていました。
私は恥ずかしながら、この時初めて「正範語録」の存在を知ったのですが、内容はともかく、 社会の軋轢の中で仕事を進めていく上では、こういった言葉の道標はいつの時代も必要なのだなと思いました。

私にも若いころ大事にしていた言葉があります。
確か25年近く前に、ある月刊の専門誌に掲載されていた言葉で、正範語録と同じように作者は不明とのことだったと記憶しています。
以後、全く目にすることはありませんので埋もれてしまったようですが、当時マネージャになりたての私には強烈なインパクトを与えた言葉で、埋もれるにはあまりに惜しいと思いますので、ここで紹介させていただきます。

■マネージャの鑑
 一、夢に人は夢を託す
 一、迫力に人は信頼を寄せる
 一、構築力に人は一体感を感じる
 一、内容に人は確信を持つ
 一、余裕に人は我に返る

「マネージャの鑑」というタイトルは私が勝手につけました。タイトルがないと周りの人達と共有しにくいので、ベタですが無いよりはまし程度です。
特にこの言葉の1番目と2番目は、マネージャとして部下をどう引っ張っていけばよいか、以後の私の行動を決定づけるものになりました。
そしてリーダと呼ばれるからには最低でも、夢、迫力、構築力、内容、そして余裕について自分なりの見識が必要なのだと感じた、懐かしい言葉です。世の悩めるリーダ達に贈ります。  

2015-07-21 底床トレーラーの床を新調しました

荷台_新旧
 

左のようだった床が右のように見違えるようにきれいになりました。
最近では張り替えることが少ないのか、山口県では職人さんが見当たらず北九州で張り替えていただきました。(ディーラー談)
これでまた当分の間、お客様の荷物をやさしく、しっかりと、快適な状態で運ぶことができます。
どの分野でもそうですが、一流のプロは道具の手入れを怠らないといいます。 よく手入れされ、手に馴染んだ道具はどんな最新の道具にも勝ります。とっさの場合に結果を出せるのは、こういった道具を日頃から用意できているかいるか否かにかかっているのだと思います。
まだまだ一流にはほど遠い我々ですが、せめて道具は大事にして、とっさの場合でも安全行動だけは迅速に取れるよう心がけています。
「安全最優先」これこそが興運重機の基本姿勢です。  

2015-07-14 降ろした荷の向きにまで神経が行き届いていますか?

荷降ろし
 

最近ご指摘を受け、なるほどなーっと感じたことです。
薄い、L字かもう少し角度の小さい鋼材を何枚重ねかで運搬し、目的地で荷を下ろす際の荷の向きの話です。
 

L字材
イメージとしては上のようなものです。
この場合、降ろされた荷を使って作業するには、L字の開口側の上から順に資材を取り上げて作業することになります。従って、L字の開口側に作業スペースがないと利用者は作業しにくいと感じます。
実際の現場では降ろした荷が邪魔にならないように、よく端の方に降ろしたりしますが、この時L字の開口側が壁や作業する逆側に向いていると作業がしづらいとのご指摘です。
ちょっとした事ですが、どこやら古の昔、秀吉が信長の草鞋を懐で温めていた逸話に通じる心遣いで、こういったところが日本企業のレベルの高さだし、他国では真似のできないところではないかと思います。  

2015-07-07 トラック運転中の喫煙について

謝罪(トラック)
 

ホームページ開設第1号の記事がお詫びの内容になりましたことは大変残念です。
 ある事業所様より「構内を喫煙しながら運転しているドライバーを見かけた」とのご指摘をいただきました。
 弊社では公道上の喫煙までは禁止しておりませんが、当然のことながら構内であれば管理者によって定められたルールに従います。
弊社の社員に限りましてルール違反を承知で喫煙することはないと信じておりますが、ルールを知らなかったでは子供の言い訳と同じですね。
これを機会にしっかりとルールの再確認を行い、今後、このようなご指摘を受けることがないように、周知徹底してまいります。

ドライバーの皆さん、早朝・深夜を問わず車を走らせていればタバコの量が増えるのもわかるような気がします。 しかし、タバコが人体に有害であることは科学的に証明された事実です。5年後、10年後を見据えて「吸い過ぎ」にはご注意下さい。

2015-07-01 ホームページを公開

くす玉
 

有限会社興運重機のホームページを本日公開いたしました。
 まだまだ内容が薄くお恥ずかしいかぎりですが、これから徐々に内容を充実させていくつもりです。

2015-06-24 災害時の支援要請に関する協定が締結されました

クレーンで復旧活動

昨日、山口県と全国クレーン建設業協会山口支部との間で、「災害時における応急対策業務」に関する協定が締結されたようです。
これにより災害発生時には復旧支援の出動要請を受ける可能性が出てまいりました。
移動式クレーン車は重量物を動かすことにかけては高い能力を発揮しますので、今回の調印を受けてその社会的責任が更に増したことを痛感しております。
オペレータに対しては、出動要請があってもまごつくことがないよう、日頃から安全操業に対しての意識の向上と技術の研鑽を指示したところです。

2015年のアーカイブ

2015年の興運重機ホームページで掲載した記事の一覧です。

現在のホームページへ戻る



Links







Go by



ページのトップへ戻る